AIでブランドキット画像を生成する方法!無料で試せるプロンプトと生成例を紹介
この記事では、ChatGPTの画像生成機能(GPT-Image-2)を使って、ブランドキット画像を生成する方法を紹介します。
ブランドキットは、ブランドのロゴ、カラー、コンセプト、ショップカード、タグ、ショッパー、SNS投稿例などをまとめた、ブランドの世界観を伝えるための資料です。
本来はブランド設計やデザイン制作の中で丁寧に作るものですが、AI画像生成を使うと、架空ブランドの方向性をかなり手軽にビジュアル化できます。
ChatGPTの無料プランでも画像生成は試せますが、あっという間に利用上限に達して生成できなくなります。たくさん生成したい場合は、時間を空けるか、有料プラン(Plusプラン以上)の利用を検討しましょう。この記事ではChatGPT Plusプランを使用しています。
ブランドキットを作る流れ
今回は、いきなりブランドキットを作るのではなく、先にロゴを生成してから、そのロゴ画像を参照画像としてアップロードし、ブランドキット全体のテイストを揃える流れで作っています。
この方法にすると、ロゴ、ショップカード、タグ、ショッパー、SNS投稿例などに統一感が出やすく、かなりリアルなブランドキットになりやすいです。
まずはロゴを生成して参照画像にする
今回のブランドキット画像は、先にロゴを生成してから作っています。すでにご自身の商品やサービスのロゴが存在する場合はここはスキップしてください。
最初にロゴを作っておくと、ブランドの方向性がかなり固めやすくなります。さらに、そのロゴ画像を参照画像としてアップロードしてブランドキットを生成すると、全体の雰囲気が揃いやすいです。
架空のブランド「BIREI」のロゴを生成してみます。今回使ったロゴ生成用のプロンプトはこちらです。
「BIREI」のロゴを生成してください。
・形式:ファッションブランドのロゴ
・ブランドジャンル:韓国風ファッションブランド
・それぞれ全く異なるテイスト・フォント・カラーの6パターン
・視認性高く、ゴシック系が良いかも。6パターン作るように指定しています。何パターンでもいいのですが、このように、まずはロゴを複数パターン生成して、その中から気に入ったものを選びます。「かわいい方向がいいか」「モード寄りがいいか」「少し強めの雰囲気がいいか」といった方向性を比較しやすいです。


生成されました!
今回はこちらの2つのロゴが気に入ったので使用してみます!雰囲気の違うブランドキット画像を2種類生成してみます。
そのうえで、ロゴに合うブランドジャンル・コンセプト・雰囲気もAIに考えてもらっています。
左のロゴを参照画像としてアップしたうえで、以下のプロンプトを入力します。
このロゴを採用します。
このロゴに合うブランドジャンル・コンセプト・雰囲気を考えてください。以下の通り、まとめてくれました!
ブランドジャンル:韓国風ファッションブランド
コンセプト:韓国ファッションのトレンド感に、Y2Kらしいグロッシーな艶感とギラッとした華やかさを掛け合わせたブランド。可愛さの中に少し強さと近未来感をまとえるスタイルを提案する。
雰囲気:Y2K/グロッシー/韓国トレンド/華やか/強めかわいい/近未来感
このようにAIがロゴの印象をもとに、ブランドの方向性を提案してくれます。
最初から「Y2K風」「モード系」「韓国トレンド」などを自分で細かく決めておかなくても、ロゴを見ながらAIに提案してもらえるのはかなり便利です!
ロゴの見た目に合わせてブランドジャンルやコンセプトを決められるので、あとから作るブランドキット画像にも統一感が出やすくなります。
そして、出てきたブランドジャンル・コンセプト・雰囲気をもとに、ブランドキット画像のプロンプトを作っていきます。
このひと手間を入れるだけで、仕上がりがかなり変わります!
いきなり全部おまかせで作るよりも、ブランドらしさがぐっと出しやすいです。
ブランドキット画像生成のプロンプトテンプレート
まずは、ブランドキット画像を生成するときに使いやすいプロンプトのテンプレートを紹介します。
ブランドキット画像を生成してください。
ブランド名:
ブランドジャンル:
コンセプト:
雰囲気:
ブランドキットには以下の要素を入れてください。
・ブランドロゴ
・ブランドコンセプト
・カラーパレット
・ブランドキーワード
・ショップカード
・洋服タグ
・ショッパー
・SNS投稿例
添付のロゴのイメージに合ったテイストに仕上げてください。
全体はプロのデザイナーが作ったブランドガイドライン風にしてください。
アスペクト比:4:3
背景色:おまかせ
文字は日本語で、読みやすく配置してください。ポイントは、「ブランドジャンル」と「雰囲気」をできるだけ具体的に書くことです。
たとえば、同じファッションブランドでも「韓国風」「Y2K」「モード」「ミニマル」「ヴィンテージ」など、方向性によって仕上がりがかなり変わります。
また、ブランドキットに入れる要素は、業種に合わせて変更すると自然です。ファッションブランドなら「洋服タグ」「ショッパー」、飲食店なら「店舗の外観」「商品パッケージ」「包装紙」「ショップカード」などを入れると、ブランドの世界観が伝わりやすくなります。
ファッションブランド(Y2K風)のブランドキット
まずは、韓国風ファッションブランドのブランドキット画像を生成してみます。
今回は、Y2K風のグロッシーな雰囲気にします。
先ほど生成したロゴ画像を参照画像としてアップします。

ブランドキット画像を生成してください。
ブランド名:BIREI
ブランドジャンル:韓国風ファッションブランド
コンセプト:韓国ファッションのトレンド感に、Y2Kらしいグロッシーな艶感とギラッとした華やかさを掛け合わせたブランド。可愛さの中に少し強さと近未来感をまとえるスタイルを提案する。
雰囲気:Y2K/グロッシー/韓国トレンド/華やか/強めかわいい/近未来感
ブランドキットには以下の要素を入れてください。
・ブランドロゴ
・ブランドコンセプト
・カラーパレット
・ブランドキーワード
・ショップカード
・洋服タグ
・ショッパー
・SNS投稿例
添付のロゴのイメージに合ったテイストに仕上げてください。
全体はプロのデザイナーが作ったブランドガイドライン風にしてください。
アスペクト比:4:3
背景色:黒ベース
文字は日本語で、読みやすく配置してください。黒ベースにピンクのグロッシーな質感が入って、かなり華やかなブランドキットになりました!
Y2Kらしいギラッとした雰囲気がありつつ、ファッションブランドとしてのまとまりもあります。ロゴ、カラーパレット、ショップカード、洋服タグ、ショッパー、SNS投稿例まで一枚に入っているので、架空ブランドとは思えないくらい世界観が伝わりますね。
特に、タグやショッパーが入っているのが良いですね。ブランドのアイテム展開まで想像できて、一気に「実在しそうなブランド感」が出ました!
ファッションブランド(モード系)のブランドキット
次は、同じ「BIREI」というブランド名で、モード系のブランドキットを生成してみます。
Y2K風とは雰囲気を変えて、上品で都会的な印象を目指します。

ブランドキット画像を生成してください。
ブランド名:BIREI
ブランドジャンル:韓国風ファッションブランド
コンセプト:韓国ファッションのトレンド感に、モードな上品さと都会的な洗練を掛け合わせたブランド。シンプルな中に強さと美しさを感じるスタイルを提案する。
雰囲気:モード/上品/都会的/ミニマル/洗練/少しクール/韓国トレンド
ブランドキットには以下の要素を入れてください。
・ブランドロゴ
・ブランドコンセプト
・カラーパレット
・ブランドキーワード
・ショップカード
・洋服タグ
・ショッパー
・SNS投稿例
添付のロゴのイメージに合ったテイストに仕上げてください。
全体はプロのデザイナーが作ったブランドガイドライン風にしてください。
アスペクト比:4:3
背景色:おまかせ
文字は日本語で、読みやすく配置してください。こちらは、かなり洗練されたモード系のブランドキットになりました!
白や黒を中心にした落ち着いたトーンで、Y2K風とはまったく違う印象です。同じブランド名でも、コンセプトや雰囲気を変えるだけで、ここまで方向性が変わるのは面白いですね。
シンプルで上品な見え方なので、大人っぽい韓国ファッションブランドのイメージにかなり合っています。ショップカードやタグもミニマルにまとまっていて、ブランドガイドライン風の雰囲気がしっかり出ました。
こうやって複数パターンのブランドキットを並べてみると、「新たに作るブランドはどの方向性が合いそうか」を比較しやすいです。AI画像生成は、ブランドの方向性出しにもかなり使えますね。
飲食店(ハンバーガーショップ)のブランドキット
次は、飲食店のブランドキット画像を作ってみます。
先ほどと同様に、まずはロゴを生成しました。

かなりシンプルなプロンプトです。
「BIREI BURGER」のロゴを生成。6パターン。
ブランドキット画像を生成してください。
ブランド名:BIREI BURGER
ブランドジャンル:アメリカンダイナー風・クラフトバーガーブランド
コンセプト:こだわりの素材と肉感あふれる味わいを楽しめるクラフトバーガーブランド。
ヴィンテージ感のある世界観で、豪快だけど丁寧に作られた一品を届ける。
雰囲気:アメリカンダイナー/ヴィンテージ/クラフト感/本格派/力強い/親しみやすい/食欲をそそる
ブランドキットには以下の要素を入れてください。
・店舗の外観
・ブランドロゴ
・ブランドコンセプト
・カラーパレット
・ブランドキーワード
・ショップカード
・バーガー包み紙
・ショッパー
・SNS投稿例
添付のロゴのイメージに合ったテイストに仕上げてください。
全体はプロのデザイナーが作ったブランドガイドライン風にしてください。
アスペクト比:4:3
背景色:おまかせ
文字は日本語で、読みやすく配置してください。かなりリアルな仕上がりになりました!
プロンプトは、ファッションブランドで使っていた「洋服タグ」の代わりに、「店舗の外観」「バーガー包み紙」を入れるように指定しています。
店舗の外観、ロゴ、ショップカード、バーガー包み紙、ショッパー、SNS投稿例まで入っていて、「このお店、本当にありそう!」と思えるくらい雰囲気が出ています。
アメリカンダイナー風のレトロ感と、クラフトバーガーらしい力強さがしっかり出ているのも良いですね。色味やパッケージの見せ方もまとまっていて、ブランド全体の世界観が一枚で伝わります。
ロゴ単体だけを見るよりも、包み紙やショッパーなどに展開された状態を見る方が、ブランドの完成形をイメージしやすいです。これは店舗系のブランディング案を考えるときにも便利ですね!
ハンバーガーショップ、カフェ、ラーメン店、美容室、雑貨店など、実店舗系のブランドを考えるときにも使いやすいプロンプトです。
ブランドキット画像をうまく作るコツ
ブランドキット画像を作るときは、ロゴ、カラー、コンセプト、ショップカード、タグ、ショッパーなど、複数の要素を一枚にまとめることになります。
そのため、ただ要素を並べるだけでなく、全体の統一感を意識するのが大切です。
ロゴの印象からズレないようにする
先にロゴを作っている場合は、そのロゴの印象から大きくズレないようにするのがポイントです。
たとえば、ロゴがモードで上品な雰囲気なのに、ブランドキット全体がポップでカラフルすぎると、少しチグハグに見えてしまいます。
逆に、ロゴの雰囲気に合わせて色、フォント、ショップカード、ショッパーなどがまとまっていると、一気にブランドらしさが出ます。
ブランドキットを生成するときは、プロンプトに「添付のロゴのイメージに合ったテイストに仕上げてください」と入れておくと、全体の方向性を合わせやすいです。
AIが考えたコンセプトは少し整える
ロゴに合うブランドジャンル・コンセプト・雰囲気をAIに考えてもらうと、かなり便利です。
ただし、出てきた文章をそのまま使うよりも、少しだけ自分で整えると、より自然になります。
たとえば「上品」「都会的」「洗練」「韓国トレンド」のようなキーワードが出てきたら、似た意味の言葉が多すぎないか、ブランドの方向性がぼやけていないかを見直すと良いです。
コンセプト文も、長くなりすぎると画像内で読みづらくなるので、ブランドキットに入れる場合は短めに整えるのがおすすめです。
入れる要素は業種に合わせて変える
ブランドキットに入れる要素は、ブランドのジャンルによって変えると自然です。
- ファッションブランド:洋服タグ、ショッパー、ショップカード、SNS投稿例など
- 飲食店:店舗の外観、包装紙、メニュー、ショップカード、SNS投稿例など
- コスメブランド:ボトル、パッケージ、カラーパレット、ショップカード、SNS投稿例など
このように、業種に合った要素を指定すると、ただのデザイン見本ではなく「実際にありそうなブランドキット」になりやすいです。
1回で完成を目指しすぎない
AI画像生成は、1回で完璧に仕上がるとは限りません。
特にブランドキット画像は情報量が多いので、ロゴの雰囲気、文字の読みやすさ、配置、色の統一感など、どこか気になる部分が出てくることもあります。
その場合は、気になる部分を具体的に伝えて再生成すると、少しずつ理想に近づけられます。
たとえば、以下のように追加で指示できます。
- もう少し高級感を出してください。
- 背景を白ベースにしてください。
- ショップカードを大きくしてください。
- 文字を読みやすくしてください。
- ロゴの雰囲気にもっと寄せてください。
- 余白を広めにして、すっきり見せてください。
ブランドキットは、ロゴやパッケージを一枚にまとめる分、少し調整するだけで印象がかなり変わります。
最初の画像で方向性を確認しながら、何度か調整していくのがおすすめです。
注意点
AI画像生成でブランドキット画像を作ると、かなり完成度の高いデザインが出てきます。ただし、そのまま公開・印刷する前に確認しておきたい点もあります。
文字が潰れている
ブランドキット画像は、ロゴ、コンセプト、カラーパレット、キーワード、カード類など、細かい文字が多くなりやすいです。
AIが生成した画像は、見た目がきれいでも、細かい文字が潰れていたり、意味のない文字になっていたりすることがあります。特に、ブランドコンセプト、URL、SNSアカウント名、QRコード周りの文字は必ず確認した方がいいです。
文字を正確に見せたい場合は、画像生成後にCanva、Photoshop、Illustratorなどで文字を打ち直すのがおすすめです。
AIで全体のデザイン案を作り、細かいテキストは後から編集する流れにすると実用的です。
ロゴやブランド名の表記ゆれ
AI画像では、ブランド名のスペルが途中で変わったり、ロゴとショップカードで表記が微妙に違ったりすることがあります。
たとえば「BIREI」と入れたのに、「birei」になっていたり、別の場所では文字が崩れていたり、違う綴りのように見えたりすることがあります。
ブランド名はとても大事な要素なので、生成後は必ず拡大して確認しましょう。
正式に使う場合は、ロゴ部分だけIllustratorやFigmaで作り直すと安心です。
QRコードはそのまま使わない
ショップカードなどにQRコード風のパーツが入ることがありますが、AIが生成したQRコードは基本的に正しく読み取れないことがほとんどです。
実際に使う場合は、QRコード作成ツールで本物のQRコードを作り、CanvaやPhotoshopなどで後から差し替えるのがおすすめです。
見た目としてのダミーなら問題ありませんが、印刷物やWeb上で使う場合は、必ずスマホで読み取りテストをしておきましょう。
実在ブランドに似すぎていないか確認する
AIで生成したロゴやブランドデザインが、実在するブランドに似てしまう可能性もあります。
特に、ファッション、コスメ、飲食店などは有名ブランドが多いので、公開・販売・商用利用する場合は、既存ブランドと似すぎていないか確認した方が安心です。
あくまでアイデア出しやラフ案として使い、正式なブランドロゴや商用デザインとして使う場合は、人の手で調整するのがおすすめです。
まとめ
AI画像生成を使うと、ブランドキット画像もかなり手軽に作れるようになりました。
ロゴ、カラーパレット、ブランドコンセプト、ショップカード、タグ、ショッパー、SNS投稿例などを一枚にまとめることで、ブランドの世界観をわかりやすく見せられます。
今回のように、ファッションブランドやハンバーガーショップのブランドキットを作ってみると、かなりリアルなブランド資料風の画像になりました!
ロゴだけではなく、ショップカードやタグ、ショッパー、SNS投稿例まで展開されると、「このブランド、本当にありそう!」という雰囲気が一気に出ますね。
細かい文字やQRコード、正式なロゴデータなどは後から人の手で整える必要があります。
まずはAIでざっくりブランドの世界観を作ってみて、気に入った方向性をもとに細部を調整していくと、デザインのアイデア出しがかなり楽になります。
ブランド名やジャンルを変えるだけでも、いろいろなパターンが作れるので、ぜひ試してみてください。